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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻13号

2009年12月発行

文献概要

今月の主題 腎臓病診療のエッセンス 続発性糸球体疾患

糖尿病性腎症―Point of no returnは?

著者: 小川大輔1 槇野博史2

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科糖尿病性腎症治療学 2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学

ページ範囲:P.1968 - P.1972

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ポイント

●糖尿病性腎症のpoint of no returnは治療次第で変わる.

●腎症の早期診断のために,アルブミン尿を測定することが重要である.

●血糖,血圧,脂質を厳格にコントロールし,レニン・アンジオテンシン系を抑制することによって,アルブミン尿を陰性化させること(寛解)が可能である.

参考文献

1)Makino H, et al:Prevention of transition from incipient to overt nephropathy with telmisartan in patients with type 2 diabetes. Diabetes Care 30:1577-1578, 2007
2)Uzu T, et al:Reduction of microalbuminuria in patients with type 2 diabetes;The Shiga Microalbuminuria Reduction Trial(SMART). Diabetes Care 30:1581-1583, 2007
3)赤井裕輝,他:多角的強化療法による糖尿病性腎症の寛解.伊藤克己(編):Annual Review腎臓2002,pp 250-257, 中外医学社,2002
4)四方賢一,他:DNETT-Japan. 医学のあゆみ 13:1292-1295, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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