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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻13号

2009年12月発行

文献概要

連載 手を見て気づく内科疾患・12

レイノー現象,鑑別が重要

著者: 松村正巳1

所属機関: 1金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科

ページ範囲:P.1917 - P.1917

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患 者:58歳,女性

病 歴:5年前から水仕事をすると指先が白くなることに気付いていた.紫色,赤色になって元に戻る.指の硬化,爪上皮出血点,爪上皮の延長から限局型強皮症と診断された.さらに4年前には慢性多発性関節炎,リウマトイド因子陽性から関節リウマチと診断された.12月の外来での所見である.

身体所見:指は全体に腫脹しており皮膚はやや固い.第3,5指にレイノー現象(Raynaud's phenomenon)を認める(図1).第5指に著明なレイノー現象を認める(図2).

参考文献

1)Creager MA, Loscalzo J:Vascular diseases of the extremities, Fauci AS, et al(eds):Harrison's Principles of Internal Medicine, 17th ed, pp 1568-1575, McGraw-Hill, New York, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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