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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

文献概要

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 救急外来でよく遭遇する訴え

「頭が痛いです」―頭痛診療のエッセンス

著者: 伊藤泰広1

所属機関: 1トヨタ記念病院神経内科

ページ範囲:P.232 - P.237

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ポイント

●まずは二次性頭痛を否定することが重要である.

●画像診断も必要.しかし画像に異常がないことを説明しても,患者の頭痛を治したことにはならない.

●一次性頭痛は詳細な問診が大切で,手際よく,必要な情報を聞き出すことが大事である.

●問診だけでなく理学所見,神経学的所見をとり,必要ならば特別な検査を行うべきである.

参考文献

1) 田崎義昭,斎藤佳雄:頭痛,頸肩腕痛,腰痛を訴える患者の診かた,ベッドサイド神経の診かた.pp 389-410,南山堂,2004
ed, pp 24-44, Oxford University Press, New York, 2008
3) 永田栄一郎:一般外来における頭痛の診かた.診断と治療95:538-545,2007
4) Schwedt TJ, et al:Thunderclap headache. Lancet Neurol 5:621-631, 2006
5) 竹島多賀夫・他:薬物乱用性頭痛,柳澤信夫・他(編):Annual Review 神経2008,pp 50-65,中外医学社,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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