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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

文献概要

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 救急外来でよく遭遇する訴え

「けいれんしました」―てんかん発作

著者: 今村久司1 松本理器1

所属機関: 1京都大学医学部附属病院神経内科

ページ範囲:P.243 - P.247

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ポイント

●初回かどうか,起こしやすい状況があったかを尋ねる.

●発作症候を把握することで局在診断までつけられる.

●抗てんかん薬の中毒は用量関連の副作用,慢性中毒症状,特異体質による副作用,催奇形性がある.

●高齢者はけいれんがなくても,複雑部分発作が多いので注意.

参考文献

1) 井内盛遠・他:内側側頭葉てんかんの診断.Epilepsy 1:27-32, 2007
2) 中川朋一・他:抗てんかん薬の副作用と妊娠中のてんかん治療の問題点.Brain Medical 20:19-25, 2008
3) 松本理器・他:難治性てんかんの術前評価 脳神経外科速報14:547-555, 2004
4) Rosenow F, Lüders HO:Presurgical evaluation of epilepsy. Brain 124:1683-1700, 2001(Review)
5) 松本理器・他:前頭葉てんかん,神経内科58:178-184, 2003
6) Lindhout D, et al:Teratogenic effects of antiepileptic drugs;Implications for the management of epilepsy in women of childbearing age, Epilepsia 25:77-83, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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