文献詳細
今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方
すぐ神経内科にコンサルトしたくなる訴え
文献概要
ポイント
●顔面神経麻痺は顔面神経の走行が複雑なため,障害部位によって特徴ある症候が合併する.これを利用して部位診断ができる.
●脳血管障害などによる中枢性麻痺ではBell麻痺などの末梢性麻痺とは対照的に額は麻痺を免れるが,初期には紛らわしいことがある.
●両側性顔面神経麻痺を見逃さないようにする.
●顔面神経麻痺は顔面神経の走行が複雑なため,障害部位によって特徴ある症候が合併する.これを利用して部位診断ができる.
●脳血管障害などによる中枢性麻痺ではBell麻痺などの末梢性麻痺とは対照的に額は麻痺を免れるが,初期には紛らわしいことがある.
●両側性顔面神経麻痺を見逃さないようにする.
参考文献
1)平山恵造:神経症候学,第2版,文光堂,2006
2)後藤文男,天野隆弘:臨床のための神経機能解剖学,中外医学社,1992
3)Rohkamm R(著),大石 実(訳):カラー図解 臨床でつかえる神経学,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2006
4)Wilson-Pauwels L, et al:Cranial Nerves ; Anatomy and Clinical Comments, Deckers, 1988
掲載誌情報