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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方

すぐ神経内科にコンサルトしたくなる訴え

「ろれつが回りません」―構音障害

著者: 中溝知樹1

所属機関: 1横浜市立脳血管医療センター神経内科

ページ範囲:P.268 - P.271

文献概要

ポイント

●「ろれつが回らない」という訴えでは,まず失語症,発声障害,構音障害を考える.

●発声の障害では発声時に息が漏れる,嗄声がみられる.

●構音障害は病変部位によって麻痺性(弛緩性,痙性)失調性などに分類され,それぞれに特徴的なしゃべり方がある.

●「ろれつが回らない」イコール神経疾患ではない.

参考文献

1) 大西晃生・他(訳):臨床神経学の基礎,第2版,メディカルサイエンスインターナショナル,1982
2) 黒岩義五郎(訳):神経学的検査法,医学書院,1967
3) 豊倉康夫:神経内科学書,朝倉書店,1987

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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