文献詳細
今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方
すぐ神経内科にコンサルトしたくなる訴え
文献概要
ポイント
●まず,左右・上下比較で症状分布を絞り込む.また,大まかでも必ず全身を調べよう.
●次に,異常知覚の分布が末梢神経・髄節レベル・脳のどの領域と対応するか照合しよう.
●振動覚試験は深部覚の所見以外に偽症状の鑑別にも役立つ.音叉をよく活用しよう.
●まず,左右・上下比較で症状分布を絞り込む.また,大まかでも必ず全身を調べよう.
●次に,異常知覚の分布が末梢神経・髄節レベル・脳のどの領域と対応するか照合しよう.
●振動覚試験は深部覚の所見以外に偽症状の鑑別にも役立つ.音叉をよく活用しよう.
参考文献
1) 田代邦雄:感覚系,川上義和(編):身体所見のとり方,第2版,pp 200-205,文光堂,1997
2) 水野美邦:感覚系の診かた,水野美邦(編):神経内科ハンドブック―鑑別診断と治療,第3版,pp 76-80,医学書院,2003
3) 田崎義明,斉藤佳雄:ベッドサイドの神経の診かた,改訂16版,pp 95-105,193-200,南山堂,2004
4) The Guarantors of Brain:Aids to the examination of the peripheral nervous system, WB Saunders, 1986
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