文献詳細
文献概要
今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 認知症・レベル低下と決めつけたくなる訴え
「不隠で暴れています」―せん妄
著者: 織田雅也1
所属機関: 1医療法人微風会ビハーラ花の里病院神経内科
ページ範囲:P.291 - P.294
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●せん妄は高齢者に高頻度にみられ,特に入院中,急性疾患合併,術後といった状況で出現しやすい.
●せん妄は脳機能の低下を反映するが,他臓器の疾患や薬物摂取など全身性要素が背景に存在することが多く,その検索が重要である.
●認知症疾患との鑑別が重要であるが,認知症に合併することも少なくない.
●せん妄は高齢者に高頻度にみられ,特に入院中,急性疾患合併,術後といった状況で出現しやすい.
●せん妄は脳機能の低下を反映するが,他臓器の疾患や薬物摂取など全身性要素が背景に存在することが多く,その検索が重要である.
●認知症疾患との鑑別が重要であるが,認知症に合併することも少なくない.
参考文献
1) American Psychiatric Association:Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 4th ed., APA, Washington DC, 1994.
2) Siddiqi N, et al:Occurrence and outcome of delirium in medical in-patients;A systematic literature review. Age Ageing 35:350-364, 2006
3) Caplan LR:"Top of the basilar" syndrome. Neurology 30:72-79, 1980
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