icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

文献概要

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 認知症・レベル低下と決めつけたくなる訴え

「不隠で暴れています」―せん妄

著者: 織田雅也1

所属機関: 1医療法人微風会ビハーラ花の里病院神経内科

ページ範囲:P.291 - P.294

文献購入ページに移動
ポイント

●せん妄は高齢者に高頻度にみられ,特に入院中,急性疾患合併,術後といった状況で出現しやすい.

●せん妄は脳機能の低下を反映するが,他臓器の疾患や薬物摂取など全身性要素が背景に存在することが多く,その検索が重要である.

●認知症疾患との鑑別が重要であるが,認知症に合併することも少なくない.

参考文献

1) American Psychiatric Association:Diagnostic and statistical manual of mental disorders. 4th ed., APA, Washington DC, 1994.
2) Siddiqi N, et al:Occurrence and outcome of delirium in medical in-patients;A systematic literature review. Age Ageing 35:350-364, 2006
3) Caplan LR:"Top of the basilar" syndrome. Neurology 30:72-79, 1980

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?