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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

文献概要

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 認知症・レベル低下と決めつけたくなる訴え

様子がおかしい,話が通じない―失語症の診察

著者: 渡辺俊之1 秋口一郎2

所属機関: 1宇治武田病院神経内科 2康生会武田病院神経脳血管センター

ページ範囲:P.300 - P.304

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ポイント

●非流暢失語であるBroca失語と全失語では通常右麻痺を伴う.

●流暢性失語であるWernicke失語と超皮質性感覚失語では病識が欠如する.

●伝導失語は自己修正努力を伴う復唱障害と字性錯語が特徴である.

●失語類型は急性期から慢性期にかけて変化することが稀ではない.

参考文献

1)杉下守弘:WAB失語症検査(日本語版),医学書院,1986
2)Benson DF, Ardila A:Aphasia;A clinical perspective, Oxford University Press, New York, 1996
3)Hillis, AH:Aphasia;Progress in the last quarter of a century. Neurology 69:200-213, 2007
4)Dronkers NF, et al:Paul Broca's historic cases;high resolution MR imaging of the brains of Leborgne and Lelong. Brain 130:1432-1441, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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