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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

文献概要

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 認知症・レベル低下と決めつけたくなる訴え

「わからない」「できない」―失認と失行

著者: 麻生俊彦1

所属機関: 1京都大学医学研究科附属高次脳機能総合研究センター

ページ範囲:P.305 - P.308

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ポイント

●失認と失行の病態は,時に患者本人にも理解が難しい.訴えは不可解なものとなりやすく,訴え自体がない場合もある.失認・失行を念頭に置くことがスタートポイントである.

●症状はバラエティに富むので,失認・失行を除外するのは難しい.「そんな症状はあり得ない」と簡単に言ってはいけない.

参考文献

1) Brazis PW, et al:Localization in Clinical Neurology, 4th ed, Lippincott Williams & Wilkins, 2006
2) Leiguarda RC, Marsden CD:Limb apraxias:higher-order disorders of sensorimotor integration. Brain 123(Pt 5), 2000(レビュー記事.http://brain.oxfordjournals.org/cgi/content/full/123/5/860にて無料で読める)
3) Kerkhoff G, Bucher L:Line bisection as an early method to assess homonymous hemianopia. Cortex 44, 2008
4) VSラマチャンドラン,サンドラ・ブレイクスリー:脳の中の幽霊,角川書店,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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