medicina46巻2号

2009年02月発行

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方

認知症・レベル低下と決めつけたくなる訴え

「性格が変わりました」―前頭葉の脱抑制など

著者： 安藤功一¹ 植村健吾¹

所属機関： ¹京都大学病院神経内科

ページ範囲：P.309 - P.312

文献概要

ポイント

●気づきにくい前頭葉症状．まず，前頭葉障害の臨床症状を知ろう．

●注意深い問診により，機能障害の内容をおおまかに推測することができる．

●神経心理検査の意味について理解しよう．

参考文献

1） 石合純夫：高次脳機能障害学，医歯薬出版，2003

2） 佐野恭子：遂行機能障害，鈴木孝治・他（編）：高次脳機能障害マエストロシリーズ3 リハビリテーション評価，pp 101-108, 医歯薬出版，2006

3） 田崎義昭，斎藤佳雄：ベッドサイドの神経の診かた，16版，p. 80，南山堂，2004

4） 田崎義昭，斎藤佳雄：ベッドサイドの神経の診かた，16版，p. 84，南山堂，2004