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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

文献概要

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 すぐ精神科へコンサルトしたくなる訴え

「これはなんだかおかしいな」整合性がない訴え―解離・転換性障害

著者: 兼本浩祐1

所属機関: 1愛知医科大学精神神経科

ページ範囲:P.313 - P.316

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ポイント

●心因性疾患を疑っても,器質性疾患の可能性を排除せず,経過診断を基本とする.

●単一の徴候に基づいて診断しない.

●患者に対する自分の陰性感情に目配りをする.

参考文献

1)Benbadis SR:The problem of psychogenic symptoms;Is the psychiatric community in denial? Epilepsy Behav 6:9-14, 2005
2) Chung SS, et al:Ictal eye closure is a reliable indicator for nonepileptic psychogenic seizures. Neurology 66:1730-1731, 2006
3) Gates JR, et al:Ictal characteristics of pseudoseizures. Arch Neurol 42:1183-1187, 1985
4) 古川哲雄:失立失歩.神経内科5:505-509, 2008
5) 兼本浩祐・他:脳器質性疾患による攻撃性の増大.精神科治療学21:929-935, 2006
6) 吉橋秀貴,牧山清:心因性疾患と失声.JOHNS 22:553-556, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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