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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻2号

2009年02月発行

文献概要

今月の主題 訴え・症状から考える神経所見のとり方 すぐ精神科へコンサルトしたくなる訴え

「眠れません」―不眠の鑑別

著者: 立花直子1

所属機関: 1関西電力病院神経内科・睡眠関連疾患センター

ページ範囲:P.318 - P.323

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ポイント

●不眠を起こす原因は一つに定められないことも多く,初診時にすべての鑑別診断が出なくても構わないが,「すぐに睡眠薬を投与してはならない場合」を押さえておく.

●初診時には昼間の生活習慣を含めた睡眠歴をとり,聞ききれない部分はsleep-wake logを利用する.

●睡眠歴を睡眠衛生の観点から聞き取り,こまめに教育的なfeed-backを与えていく.

参考文献

1)立花直子,NPO法人大阪スリープヘルスネットワーク(編):睡眠医学を学ぶために―専門医の伝える実践睡眠医学,永井書店,2006
2)立花直子:不眠・過度の眠気,井村裕夫(編):わかりやすい内科学,第3版,pp 1292-1304,文光堂,2008
3)Allen RP, et al:Restless legs syndrome;Diagnostic criteria, special considerations, and epidemiology;A report from the restless legs syndrome diagnosis and epidemiology workshop at the National Institute of Health. Sleep Med 4:101-119, 2003
4)Edinger J, Carney C:Overcoming Insomnia;A Cognitive-Behavioral Therapy Approach Therapist Guide(Treatments That Work), Oxford University Press, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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