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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 膵炎が疑われたときの診断の進め方:初診時に,何を聞き,どこを診察するのか?

全身症状,不定愁訴から膵炎を見逃さないためにはどうするのか?

著者: 阪上順一1 片岡慶正1 吉川敏一1

所属機関: 1京都府立医科大学消化器内科学

ページ範囲:P.389 - P.392

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ポイント

●急性膵炎の初発症状で,腹痛の頻度は90 %を超える.

●慢性膵炎の問診では,「反復する上腹部痛発作」,「1日80 g以上の持続する飲酒歴」の有無を聴取する.

●自己免疫性膵炎は一般に症状に乏しいが,多彩な膵外病変を伴うことがある.

参考文献

1)厚生労働科学研究(医療安全・医療技術評価総合研究事業)急性胆管炎,急性胆囊炎,急性膵炎診療ガイドラインの効果的普及に向けた使用後調査ならびに臨床研究班,日本腹部救急医学会,日本膵臓学会,日本医学放射線学会:エビデンスに基づいた急性膵炎の診療ガイドライン,第2版.金原出版,2007
2)大槻 眞,西森 功:慢性膵炎―わが国の実態.下瀬川徹(編):膵疾患へのアプローチ,pp 77-82,中外医学社,2008
3)大槻 眞,岡崎和一,厚生労働省難治性膵疾患調査研究班:自己免疫性膵炎アトラス,アークメディア,2007
4)川 茂美:自己免疫性膵炎に合併する膵外病変の実態調査.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業―難治性膵疾患に関する調査研究,平成19年度総括・分担研究報告書,pp 109-113,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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