文献詳細
文献概要
今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 膵炎が疑われたときの診断の進め方:検査の進め方と鑑別診断は?
膵炎を疑ったときの検査の進め方と鑑別診断は?
著者: 朝倉徹1
所属機関: 1宮城学院女子大学大学院健康栄養学研究科
ページ範囲:P.394 - P.397
文献購入ページに移動ポイント
●血清総アミラーゼの高値を呈する疾患は多く,診断の特異性は低い.
●膵炎発症早期には,自発痛のみで腹膜刺激症状がないこともある.
●腹部超音波(US)で明瞭な画像が得られない場合もあり,客観性の高い腹部CTが有用である.
●胆石が乳頭部に嵌頓して発症した胆石性膵炎では,排石治療を優先する.
●血清総アミラーゼの高値を呈する疾患は多く,診断の特異性は低い.
●膵炎発症早期には,自発痛のみで腹膜刺激症状がないこともある.
●腹部超音波(US)で明瞭な画像が得られない場合もあり,客観性の高い腹部CTが有用である.
●胆石が乳頭部に嵌頓して発症した胆石性膵炎では,排石治療を優先する.
参考文献
1)小泉 勝:急性膵炎のピットフォール.松野正紀,武田和憲(編):急性膵炎の診療update. (株)鳥居薬品,pp 18-22,2008
2)朝倉 徹,木村憲治:急性膵炎のCT診断のポイント.松野正紀,武田和憲(編):急性膵炎の診療update. (株)鳥居薬品,pp 39-44,2008
3)急性膵炎の診療ガイドライン第2版作成出版委員会:エビデンスに基づいた急性膵炎の診療ガイドライン.金原出版,2003
掲載誌情報