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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 膵炎をどう治療するか:急性膵炎のマネジメントのポイントは?

一般医が行うべき初期診療とは何か?

著者: 五十嵐久人1 河邉顕1 伊藤鉄英1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態制御内科

ページ範囲:P.411 - P.415

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ポイント

●急性膵炎と診断した場合,入院のうえ,十分な初期輸液,膵の安静,蛋白分解酵素阻害薬投与を行う.

●重症度判定と成因検索を行い,全身状態のモニタリングを経時的に行う.また,重症度判定は繰り返して行う.

●十分な初期治療を行っても,状態が改善しない場合は,ICU・高次医療機関への転送を検討する.

参考文献

)厚生労働省難治性疾患克服研究事業難治性膵疾患に関する調査研究班:急性膵炎における初期診療のコンセンサス,第2版.アークメディア,2008
2)伊藤鉄英,大槻 眞:治療・予後―初期治療方針.下瀬川徹(編):膵疾患へのアプローチ.中外医学社,pp 29-33,2008
3)大槻 眞:難治性膵疾患の克服を目指して―厚生労働省特定疾患重症急性膵炎の現状と課題.日消会誌104:1-9,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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