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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 膵炎をどう治療するか:急性膵炎のマネジメントのポイントは?

重症のサインは? どんな検査値に注目するか?

著者: 武田和憲1

所属機関: 1国立病院機構仙台医療センター外科

ページ範囲:P.416 - P.419

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ポイント

●重症膵炎発症早期は血管透過性亢進による循環血漿量の低下,全身の高度の浮腫がさまざまな臓器障害を引き起こしている.

●重症化のサインとしては,輸液を行っても乏尿であることや,頻脈,呼吸促迫などの臨床徴候が重要である.

●重症度判定基準の予後因子は,急性膵炎重症化のサインとして経時的にチェックすべきである.

参考文献

1)Takeda K, et al:Pancreatic ischemia associated with vasospasm in the early phase of human acute necrotizing pancreatitis. Pancreas 30:40-49, 2005
2)Hirota M, et al:Non-occlusive mesenteric ischemia and its associated intestinal gangrene in acute pancreatitis. Pancreatology 3:316-322, 2003
3)Mayer AD, et al:C-reactive protein;An aid to assessment and monitoring of acute pancreatitis. J Clin Pathol 37:207-211, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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