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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 膵炎をどう治療するか:慢性膵炎のマネジメントのポイントは?

間欠期の治療は? 経口薬をどのように使うか?

著者: 小泉勝1 佐藤晃彦1

所属機関: 1栗原市立栗原中央病院内科

ページ範囲:P.432 - P.435

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ポイント

●慢性膵炎間欠期ではアルコール摂取制限,低脂肪食による急性増悪の予防が重要.

●腹痛などの自覚症状を軽減・解消するために経口蛋白分解酵素阻害薬が投与されるが,膵炎進行阻止作用は不明.

●腹痛に対する消化酵素薬の有用性はまだ不十分.

参考文献

1)大槻 眞:慢性膵炎の診断基準・病型分類・重症度.内科 95:1183-1189,2005
2)Lin Y, et al:Cigarette smoking as a risk factor for chronic pancreatitis;A case-control study in Japan. Research Committee on Intractable Pancreas. Pancreas 21:109-114,2000
3)伊藤敏文,他:蛋白分解酵素阻害剤―予後への影響.肝胆膵 53:539-546,2006
4)早川哲夫:慢性膵炎の疼痛管理に対する米国消化器病学会(AGA)からのガイドラインについて―最近の話題.膵臓 14:1-3,1988

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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