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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 膵炎をどう治療するか:自己免疫性膵炎のマネジメントのポイントは?

どんなときに自己免疫性膵炎を疑うか? 一般医が行うべき検査は何か?

著者: 岡崎和一1 小藪雅紀1 内田一茂1

所属機関: 1関西医科大学内科学第三講座(消化器肝臓内科)

ページ範囲:P.456 - P.460

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ポイント

●自己免疫性膵炎には硬化性胆管炎,硬化性唾液腺炎,後腹膜線維症などの膵外病変をしばしば合併する.

●造影CTにて膵のびまん性腫大,低吸収性被膜様所見が典型である.

●ステロイドが奏効するが,診断的治療はすべきではない.

参考文献

1)厚生労働省難治性膵疾患調査研究班・日本膵臓学会:自己免疫性膵炎臨床診断基準2006.膵臓 21:395-397,2006
2)入江裕之,伊藤鉄英:自己免疫性膵炎臨床診断基準2006の解説 1.US,CT,MRI像.膵臓 22:629-633,2007
3)川 茂幸,浜野英明:自己免疫性膵炎臨床診断基準2006の解説 3.血清学的診断.膵臓 22:641-645,2007
4)Okazaki K, Uchida K, Fukui T:Recent advances in autoimmune pancreatitis;Concept, diagnosis, and pathogenesis. J Gastroenterol 43:409-418,2008
5)岡崎和一,内田一茂:自己免疫性膵炎の診断―海外とわが国の診断基準の比較.日消会誌 105:486-493,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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