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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 膵炎のマネジメント―急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 膵炎をどう治療するか:自己免疫性膵炎のマネジメントのポイントは?

自己免疫性膵炎患者の維持療法は? 再燃をどのように予測し,治療するのか?

著者: 川茂幸1 浜野英明2 新倉則和2

所属機関: 1信州大学健康安全センター 2信州大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.466 - P.469

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ポイント

●経口プレドニゾロンによる初期投与後,維持量まで時間をかけてゆっくり漸減する.

●初期投与後は維持投与施行が望ましい.

●IgG,IgG4,補体の血清値変化などで活動性を評価しながら継続する.

●IgG4の定期的測定が再燃予測に最も有用であるが,現状ではIgGで代用する.

参考文献

1)Ito T, et al:Treatment for autoimmune pancreatitis;Consensus on the treatment for patients with autoimmune pancreatitis in Japan. J Gastroenterol 42:50-58, 2007
2)西森 功,他:自己免疫性膵炎の治療についての実態調査.胆と膵28:961-966, 2007
3)Kawa S, et al:Clinical features of autoimmune pancreatitis. J Gastroenterol 42(Suppl 8):9-14, 2007
4)Muraki T, et al:Autoimmune pancreatitis and complement activation system. Pancreas 32:16-21, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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