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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻3号

2009年03月発行

文献概要

連載 手を見て気づく内科疾患・3

ジェーンウェー病変,オスラー結節,感染性心内膜炎診断の鍵

著者: 松村正巳1

所属機関: 1金沢大学附属病院 リウマチ・膠原病内科

ページ範囲:P.373 - P.373

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患 者:58歳,男性

病 歴:3週間前から倦怠感を自覚していた.5日前から38℃台の発熱,悪寒,腰痛が出現した.2日前には,ロキソプロフェン・ナトリウムが処方された.しかし,発熱が治まらず入院となった.

身体所見:血圧84/50 mmHg,脈拍120/分,不整,体温39.0℃.呼吸数28/分,意識レベルJapan coma scale 3.手掌,指先,足底に圧痛のない紫斑が散在している(図1).胸骨左縁第3肋間にgrade 2の拡張期雑音を聴取する.腰の痛みを訴えるが,明らかな圧痛は認めない.

検査所見:血液培養2セットから黄色ブドウ球菌が培養された.経胸壁心エコーで大動脈弁,僧帽弁に疣贅を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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