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今月の主題 苦手感染症の克服 HIV感染症
診療所におけるHIV診療
著者: 山中晃1 金子恵1 江刺昭子1
所属機関: 1新宿東口クリニック
ページ範囲:P.564 - P.568
文献購入ページに移動●抗HIV療法(HAART)の進歩で,HIV感染症は数十年単位の長期的な療養を要する疾患となった.
●HIV感染症は,一定の免疫機能回復が得られた後は,common diseaseと同様に無床診療所,クリニックで診療継続が可能であり,就労者にはむしろ利便性が高い.ただし,身体障害者福祉法,障害者自立支援法など,医療費補助制度の理解が必要である.
●HIV感染症は,HIVに関する基礎知識を有する常勤看護師,ソーシャルワーカー,心理カウンセラーなど診療チームでの包括医療が望ましく,それを成就するためにHIV診療拠点病院と協力診療所の円滑な医療連携が肝要である.
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