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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻4号

2009年04月発行

文献概要

今月の主題 苦手感染症の克服 HIV感染症

診療所におけるHIV診療

著者: 山中晃1 金子恵1 江刺昭子1

所属機関: 1新宿東口クリニック

ページ範囲:P.564 - P.568

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ポイント

●抗HIV療法(HAART)の進歩で,HIV感染症は数十年単位の長期的な療養を要する疾患となった.

●HIV感染症は,一定の免疫機能回復が得られた後は,common diseaseと同様に無床診療所,クリニックで診療継続が可能であり,就労者にはむしろ利便性が高い.ただし,身体障害者福祉法,障害者自立支援法など,医療費補助制度の理解が必要である.

●HIV感染症は,HIVに関する基礎知識を有する常勤看護師,ソーシャルワーカー,心理カウンセラーなど診療チームでの包括医療が望ましく,それを成就するためにHIV診療拠点病院と協力診療所の円滑な医療連携が肝要である.

参考文献

1)東京都エイズ専門家会議:東京都におけるエイズ対策の現状.現在の課題と今後の方向(中間報告),2008.http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2008/11/DATA/22ibl200.pdf
2)関東甲信越HIV/AIDS情報ネット:制度のてびき.http://kkse-net.jp/tebiki04.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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