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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻4号

2009年04月発行

今月の主題 苦手感染症の克服

新型インフルエンザ

わが国の流行予測と医療体制整備

著者: 高山義浩12

所属機関: 1佐久総合病院総合診療科 2厚生労働省健康局結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室

ページ範囲:P.608 - P.611

文献概要

ポイント

●新型インフルエンザの流行予測とは,対策を推進してゆくための便宜上の仮説にすぎず,すべての対策は柔軟なものが求められる.

●新型インフルエンザの蔓延期には,すべての事業の縮小が余儀なくされる.これは医療機関も例外ではない.

●発熱外来は流行段階によって役割が異なる.感染拡大期までは早期に発見して入院措置へつなげることが目的であり,蔓延期以降は増大する医療ニーズに対応することが目的である.

●蔓延期における重症者の入院医療には,原則としてすべての入院医療機関が対応するという方針がまずは求められる.

参考文献

1)WHO:Epidemic and Pandemic Alert and Response;Avian influenza http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
2)新型インフルエンザおよび鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議:新型インフルエンザ対策行動計画 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/kettei/090217keikaku.pdf
)新型インフルエンザおよび鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議:医療体制に関するガイドライン http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/guide/090217keikaku.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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