文献詳細
文献概要
連載 手を見て気づく内科疾患・4
爪上皮出血点,レイノー現象を訴える患者では爪の生え際を観察する
著者: 松村正巳1
所属機関: 1金沢大学附属病院 リウマチ・膠原病内科
ページ範囲:P.529 - P.529
文献購入ページに移動患 者:57歳,女性
病 歴:4年前から冬に水仕事をすると指先が白くなることに気づいていた.温めると紫色,赤色になって元に戻る.最近,指が白くなる頻度が多くなってきた.
身体所見:指は全体に腫脹しており皮膚はやや固い(図1).さらに,爪上皮出血点(nail fold bleeding:NFB),爪上皮の延長を認める(図2).
病 歴:4年前から冬に水仕事をすると指先が白くなることに気づいていた.温めると紫色,赤色になって元に戻る.最近,指が白くなる頻度が多くなってきた.
身体所見:指は全体に腫脹しており皮膚はやや固い(図1).さらに,爪上皮出血点(nail fold bleeding:NFB),爪上皮の延長を認める(図2).
参考文献
1)竹原和彦.早期診断.よくわかる強皮症のすべて,pp81, 永井書店,大阪,2004
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