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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻5号

2009年05月発行

文献概要

今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を Editorial

肺血栓塞栓症をめぐる動向

著者: 山田典一1

所属機関: 1三重大学大学院医学系研究科循環器内科学

ページ範囲:P.708 - P.710

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ポイント

●わが国でも一次予防は急速に普及してきており,院内発症抑制に効果を挙げつつある.

●診断手順として臨床確率評価とDダイマーの組み合わせによるスクリーニングが効率的である.

●新しい抗凝固薬の開発に伴い,近い将来,軽症例に対しては外来治療が可能と考えられる.

●亜広汎型症例に対する血栓溶解療法の必要性については検討が続けられている.

●一時的な静脈血栓遊離対策には回収可能型フィルターが使用されつつある.

参考文献

1)Torbicki A, et al:Guidelines on the diagnosis and management of acute pulmonary embolism;The Task Force for the Diagnosis and Management of Acute Pulmonary Embolism of the European Society of Cardiology(ESC). Eur Heart J 29:2276-2315, 2008
2)Janjua M, et al:Treatment of acute pulmonary embolism as outpatients or following early discharge;A systematic review. Thromb Haemost 100:756-761, 2008
3)Decousus H, et al:A clinical trial of vena caval filters in the prevention of pulmonary embolism in patients with proximal deep-vein thrombosis. N Engl J Med 338:409-415, 1998
4)Ota S, et al:The Günther-Tulip retrievable IVC filter;Clinical experience in 118 consecutive patients. Circ J 72:287-292, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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