medicina46巻5号

2009年05月発行

今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を 急性肺血栓塞栓症をいかに予防するか

肺血栓塞栓症の理学的予防法

著者： 平井正文¹ 新美清章¹ 岩田博英²

所属機関： ¹東海病院下肢静脈瘤・リンパ浮腫・血管センター ²愛知医科大学血管外科

ページ範囲：P.789 - P.791

ポイント

●理学的予防法には，下肢の運動，弾性ストッキング，間欠的空気圧迫法などがある．

●理学的予防法では，下腿（ふくらはぎ）の筋ポンプ作用を促進させることが大切である．

●理学的予防法の施行では合併症に注意がいる．

参考文献

1）江里健輔・他：深部静脈血栓症予防ハンドブック．医歯薬出版，2004

2）平井正文・他：深部静脈血栓症予防における運動，弾力ストッキング，間欠的空気圧迫法の臨床応用．静脈学15：59-66，2004

3）岩田博英・他：深部静脈血栓症予防における間欠的空気圧迫法，弾性ストッキングの効果．静脈学16：319-324，2005

4）平井正文・他：弾性ストッキング・コンダクター．静脈疾患・リンパ浮腫患者さんへの適切なアドバイスのために，第3版，へるす出版，2006