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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻5号

2009年05月発行

連載 手を見て気づく内科疾患・5

慢性閉塞性肺疾患でばち状指を認めたら肺癌を疑う

著者: 松村正巳1

所属機関: 1金沢大学附属病院 リウマチ・膠原病内科

ページ範囲:P.703 - P.703

文献概要

患 者:49歳,男性

病 歴:5カ月前から左胸部の鈍い痛みを感じていた.3カ月前からは膝,足関節炎が出現した.また,1時間持続する朝の手のこわばり感もある.1カ月前から関節リウマチとして加療されたが,症状が改善しないため受診した.過去6カ月間で,2kgの体重減少を認める.家族は2カ月前から指の形が変わってきたことに気づいている.

タバコは1日15本を30年間吸っている.

参考文献

1)Langford CA, Gilliland BC:Arthritis associated with systemic disease, and other arthritides, Fauci AS, et al(eds):Harrison's Principles of Internal Medicine 17th ed, pp 2177-2184, McGraw Hill, New York, 2008
2)Fawcett RS, et al:Nail abnormalities;Clues to systemic disease. Am Fam Physician 69:1417-1424. 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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