icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina46巻6号

2009年06月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患を診るこつ よく出遭う内分泌疾患 【下垂体疾患】

先端巨大症

著者: 栗本真紀子1 肥塚直美1

所属機関: 1東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター・内科

ページ範囲:P.936 - P.939

文献購入ページに移動
ポイント

●糖尿病,高血圧,頭痛を呈する者のなかに先端巨大症は存在するため,軽微な顔貌変化に注意する.

●先端巨大症を疑ったら成長ホルモン(GH)およびインスリン様成長因子-I(IGF-I)を測定する.

●トルコ鞍内に限局する下垂体腺腫では手術成績が良好であり,早期発見が望まれる.

参考文献

1)Colao A, et al:Systemic complications of acromegaly;Epidemiology, pathogenesis, and management. Endocr Rev 25:102-152, 2004
2)Holdaway IM, et al:A meta-analysis of the effect of lowering serum levels of GH and IGF-I on mortality in acromegaly. Eur J Endocr 159:89-95, 2008
3)Clemmons DR, et al:Optimizing control of acromegaly;Integrating a growth hormone receptor antagonist into the treatment algorithm. J Clin Endocrinol Metab 88:4759-4767, 2003
4)千原和夫:先端巨大症および下垂体性巨人症の診断と治療の手引き(平成19年度改訂).厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業間脳下垂体機能障害に関する調査研究班平成19年度総括・分担研究報告書,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら