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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻7号

2009年07月発行

今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで

上部消化管の内視鏡診療 【診断】

食道病変の内視鏡診断

著者: 幕内博康1

所属機関: 1東海大学医学部消化器外科

ページ範囲:P.1046 - P.1049

文献概要

ポイント

●つかえ感,胸やけ,胸痛,しみる感じ,などがあったら食道の内視鏡検査を行う.

●頭頸部癌,腐蝕性食道炎,肝硬変の症例には内視鏡検査を行う.

●食道癌ではヨード染色,NBI・拡大内視鏡,EUSなどが必要である.

●Barrett腺癌の診断はNBI・拡大内視鏡,インジゴカルミン染色,クリスタルバイオレット染色が行われる.

●食道のびらん・潰瘍の良・悪性の鑑別は,ヨード染色の“毛羽様濃染像”やNBIの黒色変化で再生上皮を証明すれば良性である.

参考文献

1)幕内博康:早期食道癌の診断―最近の進歩.胃と腸43:1419-1421,2008
2)幕内博康,島田英雄,千野 修・他:GERDの内視鏡診断の進歩.臨床消化器内科24:567-578,2009
3)幕内博康:食道胃接合部に関する今日的話題,外科医からみた食道胃接合部.消内視鏡19:1419-1427,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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