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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻7号

2009年07月発行

今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで

上部消化管の内視鏡診療 【治療】

食道腫瘍のEMR・ESDの基本

著者: 小山恒男1

所属機関: 1佐久総合病院消化器科

ページ範囲:P.1083 - P.1086

文献概要

ポイント

●リンパ節転移の危険因子は深達度,脈管侵襲,組織型であり,これらを詳細に検討するためには一括切除が必要である.

●EMRでは正確な切除が困難で,切除面積に制限がある.一般的な内視鏡医が十分な安全域を確保して一括切除できる腫瘍径は5 mm程度である.

●ESDでは正確かつ大きな切除が可能だが,高度な技術を要すため専門医が施行すべきである.

参考文献

1)日本食道学会編:食道癌診断・治療ガイドライン2007年4月版,金原出版,2007
2)小山恒男,宮田佳典,友利彰寿:転移のあったm3,sm1食道癌の特徴.胃と腸37:71-74,2002
3)Oyama T, Miyata Y, Tomori A:Endoscopic submucosal dissection of early esophageal cancer. Clin Gastroenterol Hepatol 3(Suppl 1):S67-70, 2005
4)小山恒男,北村陽子,友利彰寿,堀田欣一,高橋亜紀子,宮田佳典:食道扁平上皮癌に対するESDの成績,胃と腸44(3):405-416, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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