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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻7号

2009年07月発行

文献概要

今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで 上部消化管の内視鏡診療 【治療】

胃腫瘍のポリペクトミー,EMR,ESDの基本

著者: 中村仁紀1 矢作直久1

所属機関: 1虎の門病院消化器科

ページ範囲:P.1089 - P.1092

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ポイント

●内視鏡治療の適応疾患は,良性ポリープ,腺腫,早期胃癌である.

●内視鏡治療にはポリペクトミー,EMR,ESDがある.

●術前には基礎疾患や内服薬を確認し,適応を見極める.

●内視鏡治療では出血,穿孔,誤嚥性肺炎が3大偶発症である.

●退院後もポリープや癌の異時性再発,異所性再発のチェックのために,年1回の再検を勧める.

参考文献

1)住吉健一,小山茂樹,作本仁志・他:腺腫に合併した胃癌症例の臨床的検討.Gastroenterol Endosc 39:26-32, 1997
2)日本胃癌学会:胃癌治療ガイドライン(第2版).金原出版,2004
3)Yahagi N, Fujishiro M, et al:Endoscopic submucosal dissection for early gastric cancer using the tip of an electrosurgical snare(thin type). Digestive Endoscopy 16, 34-38, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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