文献詳細
文献概要
今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで 大腸の内視鏡診療 【診断】
炎症性腸疾患の内視鏡診断
著者: 長沼誠1 岩男泰1 日比紀文1
所属機関: 1慶應義塾大学病院消化器内科
ページ範囲:P.1113 - P.1117
文献購入ページに移動●炎症性腸疾患の診断をしていく上で内視鏡検査以外に病歴聴取,便培養,超音波・CTなどの検査も有用である.
●潰瘍性大腸炎は直腸から連続して血管透見像の不良,発赤・顆粒状粘膜,びらん,潰瘍,出血を認めるのが特徴である.
●Cryptoabcessは潰瘍性大腸炎に特異的な所見ではない.
●Crohn病の内視鏡所見の特徴は縦走潰瘍と敷石像である.初期病変として不整潰瘍やアフタが認められる.鑑別すべき疾患としてBehçet病や腸結核が挙げられる.
参考文献
掲載誌情報