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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻7号

2009年07月発行

文献概要

今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで 大腸の内視鏡診療 【治療】

大腸腫瘍のEMR・ESD

著者: 鎮西亮1 豊永高史2

所属機関: 1神戸大学医学部消化器内科 2神戸大学病院光学医療診療部

ページ範囲:P.1119 - P.1122

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ポイント

●大腸癌罹患率の上昇に伴い,内視鏡治療の重要性が増加している.

●大腸癌で内視鏡治療の適応となるのは,深達度が粘膜内,粘膜下層軽度浸潤の腫瘍である.

●大腸ESDは,大型病変の一括切除が可能であるが,従来法EMRと比較して難易度・偶発症の頻度が高い.

●治療法選択は,正確な術前深達度診断に基づき,そこに施設の治療技術レベルを加味して行われるべきである.

●内視鏡治療の主な偶発症は出血,穿孔であり,術前のインフォームドコンセントは必須である.

参考文献

1)豊永高史:ESDアトラス,金原出版,2006
2)豊永高史・他:ESDのコツとピットフォール.胃と腸7:1073-1083,2007
3)工藤進英:大腸内視鏡治療,医学書院,2000
4)工藤進英:EMRのコツと落とし穴,中山書店,2005
5)大腸癌研究会:大腸癌治療ガイドライン 医師用 2005年度版,金原出版,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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