文献詳細
今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
大腸の内視鏡診療 【治療】
文献概要
ポイント
●大腸癌罹患率の上昇に伴い,内視鏡治療の重要性が増加している.
●大腸癌で内視鏡治療の適応となるのは,深達度が粘膜内,粘膜下層軽度浸潤の腫瘍である.
●大腸ESDは,大型病変の一括切除が可能であるが,従来法EMRと比較して難易度・偶発症の頻度が高い.
●治療法選択は,正確な術前深達度診断に基づき,そこに施設の治療技術レベルを加味して行われるべきである.
●内視鏡治療の主な偶発症は出血,穿孔であり,術前のインフォームドコンセントは必須である.
●大腸癌罹患率の上昇に伴い,内視鏡治療の重要性が増加している.
●大腸癌で内視鏡治療の適応となるのは,深達度が粘膜内,粘膜下層軽度浸潤の腫瘍である.
●大腸ESDは,大型病変の一括切除が可能であるが,従来法EMRと比較して難易度・偶発症の頻度が高い.
●治療法選択は,正確な術前深達度診断に基づき,そこに施設の治療技術レベルを加味して行われるべきである.
●内視鏡治療の主な偶発症は出血,穿孔であり,術前のインフォームドコンセントは必須である.
参考文献
1)豊永高史:ESDアトラス,金原出版,2006
2)豊永高史・他:ESDのコツとピットフォール.胃と腸7:1073-1083,2007
3)工藤進英:大腸内視鏡治療,医学書院,2000
4)工藤進英:EMRのコツと落とし穴,中山書店,2005
5)大腸癌研究会:大腸癌治療ガイドライン 医師用 2005年度版,金原出版,2005
掲載誌情報