文献詳細
今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
大腸の内視鏡診療 【治療】
文献概要
ポイント
●下部消化管出血例では詳細な病歴と服用している薬剤を聴取し,直腸診は必ず行う.
●大腸憩室出血を疑ったら速やかに洗腸を行い,透明フードを用いた内視鏡検査を行う.
●責任憩室が診断できたら,組織傷害が少ないクリップ法やHSE局注法で止血術を行う.
●重症例や内視鏡的止血術の抵抗例ではIVRや高濃度バリウムによる注腸を試みる.
●下部消化管出血例では詳細な病歴と服用している薬剤を聴取し,直腸診は必ず行う.
●大腸憩室出血を疑ったら速やかに洗腸を行い,透明フードを用いた内視鏡検査を行う.
●責任憩室が診断できたら,組織傷害が少ないクリップ法やHSE局注法で止血術を行う.
●重症例や内視鏡的止血術の抵抗例ではIVRや高濃度バリウムによる注腸を試みる.
参考文献
1)McGuire HH:Bleeding colonic diverticula:a reappraisal of natural history and management. Ann Surg 220:653-656, 1994
2)杉山 宏・他:大腸憩室出血の臨床像と薬剤の関係.消化器科 39:514-521,2004
3)杉山 宏:出血をきたした大腸憩室の内視鏡による診断と治療.日腹部救急医会誌 20:667-673,2000
4)Brower W, et al:Impact of emergency angiography in massive lower gastrointestinal bleeding. Am Surg 204:530-536, 1986
5)Matuhashi N, et al:Barium impaction therapy for refractory colonic diverticular bleeding. AJR 180:490-492, 2003
掲載誌情報