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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻7号

2009年07月発行

文献概要

今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで 膵・胆道の内視鏡診療 【治療】

内視鏡的乳頭切開・バルーン拡張術

著者: 五十嵐良典1 宅間健介1 岡野直樹1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院消化器内科

ページ範囲:P.1137 - P.1140

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ポイント

●ガイドワイヤー型パピロトームによるESTでは,総胆管に確実に挿入する.

●切開方向を11時~12時に向けてendocut modeで切開する.

●胆管への挿入が困難な場合には,プレカットまたは乳頭膨大部切開術を行う.

●バルーン拡張では,総胆管の太さにあわせてバルーンを選択し,ゆっくりと拡張する.

●術後の患者状態を適切に把握し,症状がある場合には腹部CT検査などを行う.

参考文献

1)五十嵐良典:Endoscopic Spincterotomy(EST),丹羽寛文(監),矢作直久(編):消化器内視鏡治療における高周波発生装置の使い方と注意点,pp 103-108,日本メディカルセンター, 2005
2)向井秀一,五十嵐良典,木田光広:ERCPガイドライン,日本消化器内視鏡学会(監),日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会(編):消化器内視鏡ガイドライン第3版,pp 105-119,医学書院,2006
3)五十嵐良典,岡野直樹,三村享彦,伊藤 謙,鈴木拓也,宅間健介,岸本有為,三浦富宏:ERCPの術前・術後処置.消内視鏡20:1780-1784, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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