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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻8号

2009年08月発行

文献概要

今月の主題 ガイドラインを基盤とした心不全の個別診療 心不全の診断

心不全を疑ったら最初に診るべきポイント―一般医に求められること

著者: 榊原守1 筒井裕之1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科循環病態内科学

ページ範囲:P.1226 - P.1231

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ポイント

●心不全は,急性と慢性で大きく疾患概念や診断・治療目標が異なる.

●急性心不全は,血行動態が著しく変化するため,迅速な診断および治療を同時に進行させ患者の救命を第一に考える必要がある.

●慢性心不全は,正確な心不全の病態の評価と経時的な心不全のコントロール状態の把握により急性増悪への進展や長期予後の改善を目標としてアプローチする必要がある.

●一般内科医は,増悪・急変時に対応できるようあらかじめ循環器内科医と連携を保っておくことが重要である.

参考文献

1)日本循環器学会:循環器病の診断と治療に関するガイドライン―急性心不全治療ガイドライン,2006年改訂版
2)日本循環器学会:循環器病の診断と治療に関するガイドライン―慢性心不全治療ガイドライン,2005年改訂版
3)Anwaruddin S, et al:Renal function, congestive heart failure, and amino-terminal pro-brain natriuretic peptide measurement;Results from the ProBNP Investigation of Dyspnea in the Emergency Department(PRIDE)Study. J Am Coll Cardiol 47:91-97, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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