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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻8号

2009年08月発行

文献概要

今月の主題 ガイドラインを基盤とした心不全の個別診療 基礎疾患/合併疾患別の治療のポイント

高度高血圧を合併した心不全

著者: 岡山英樹1 檜垣實男1

所属機関: 1愛媛大学大学院病態情報内科学

ページ範囲:P.1313 - P.1316

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ポイント

●肺水腫を合併した高血圧性の急性左心不全は高血圧性緊急症として迅速な経静脈的降圧が必要である.

●降圧に伴う脳,心,腎などの主要臓器虚血に注意する必要がある.

●長期予後の観点から,慢性心不全では,降圧に加えてレニン・アンジオテンシン系,交感神経系活性の抑制が重要である.

参考文献

1)Rosei EA, et al:European Society of Hypertension Scientific Newsletter;Treatment of hypertensive urgencies and emergencies. J Hypertens 24:2482-2485, 2006
2)2004-2005年度合同研究班(編):急性心不全治療ガイドライン(2006年改訂版),日本循環器学会,2006
3)Tsutsui H, et al:Characteristics and outcomes of patients with heart failure in general practices and hospitals-Japanese Cardiac Registry of Heart Failure in General Practice(JCARE-GENERAL). Circ J 71:449-454, 2007
4)Owan TE, et al:Trends in prevalence and outcome of heart failure with preserved ejection fraction. N Engl J Med 355:251-259, 2006
5)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2009,日本高血圧学会,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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