文献詳細
今月の主題 ガイドラインを基盤とした心不全の個別診療
基礎疾患/合併疾患別の治療のポイント
文献概要
ポイント
●抗不整脈薬を使用して心室性不整脈を抑制しても,生命予後が変わらないか,むしろ悪くなる場合がある.
●多くの抗不整脈薬が陰性変力作用と催不整脈作用を有している.
●今までの抗不整脈薬による治療法(down stream approach)に加えて,不整脈の発生する原因=基質に対する治療(up stream approach)が必要とされている.
●心不全状態になると,K+チャンネル,Caチャンネル,Na-Ca交換系などの,心筋細胞上のさまざまなイオンチャンネルが修飾を受ける.
●抗不整脈薬を使用して心室性不整脈を抑制しても,生命予後が変わらないか,むしろ悪くなる場合がある.
●多くの抗不整脈薬が陰性変力作用と催不整脈作用を有している.
●今までの抗不整脈薬による治療法(down stream approach)に加えて,不整脈の発生する原因=基質に対する治療(up stream approach)が必要とされている.
●心不全状態になると,K+チャンネル,Caチャンネル,Na-Ca交換系などの,心筋細胞上のさまざまなイオンチャンネルが修飾を受ける.
参考文献
1)Members of the Sicilian Gambit:New approaches to antiarrhythmic therapy, part1;Emerging therapeutic applications of the cell biology of cardiac arrythmias. Circulation 104:2865-2873, 2001
2)慢性心不全治療ガイドライン(2005年改訂版)Guidelines for Treatment of Chronic Heart Failure(JCS 2005)日本循環器学会HomePageより
掲載誌情報