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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻8号

2009年08月発行

文献概要

今月の主題 ガイドラインを基盤とした心不全の個別診療 基礎疾患/合併疾患別の治療のポイント

不整脈の多発する心不全

著者: 浅野拓1

所属機関: 1昭和大学内科学講座循環器内科学教室

ページ範囲:P.1321 - P.1324

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ポイント

●抗不整脈薬を使用して心室性不整脈を抑制しても,生命予後が変わらないか,むしろ悪くなる場合がある.

●多くの抗不整脈薬が陰性変力作用と催不整脈作用を有している.

●今までの抗不整脈薬による治療法(down stream approach)に加えて,不整脈の発生する原因=基質に対する治療(up stream approach)が必要とされている.

●心不全状態になると,Kチャンネル,Caチャンネル,Na-Ca交換系などの,心筋細胞上のさまざまなイオンチャンネルが修飾を受ける.

参考文献

1)Members of the Sicilian Gambit:New approaches to antiarrhythmic therapy, part1;Emerging therapeutic applications of the cell biology of cardiac arrythmias. Circulation 104:2865-2873, 2001
2)慢性心不全治療ガイドライン(2005年改訂版)Guidelines for Treatment of Chronic Heart Failure(JCS 2005)日本循環器学会HomePageより

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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