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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻9号

2009年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのクリニカル・パール―診療のキーポイントと心にのこる症例 膠原病

【心にのこる症例】たかが咳,されど咳

著者: 宇都宮雅子1 岸本暢将2

所属機関: 1亀田総合病院リウマチ膠原病内科 2聖路加国際病院アレルギー膠原病科

ページ範囲:P.1452 - P.1453

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【症例】70歳,女性.咳が治らない.

 2カ月前より咳・痰・38℃の発熱あり,近医にて抗菌薬治療されたが軽快しなかった.同院で施行した痰培養・血液培養・結核菌PCR・胸部CTで異常なく,赤沈136 mm/h.同院外来で抗菌薬を継続されたが軽快せず,当院呼吸器内科に紹介となった.

 当院呼吸器内科初診後,塩酸セチリジン(ジルテック®)を開始し咳嗽は軽減したものの,微熱・炎症反応高値持続し,何らかの自己免疫疾患が疑われ,当科外来へ紹介となった.

参考文献

1)Salvarani C, et al:Polymyalgia rheumatica and giant-cell arteritis. Lancet 372:234-245, 2008
2)Smetana GW, et al:Does this patient have temporal arteritis? JAMA 287:92-101, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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