文献詳細
今月の主題 内科医のためのクリニカル・パール―診療のキーポイントと心にのこる症例
神経
文献概要
■局所診断をつけることが目標
神経内科が他科と比較して何がユニークかというと,1つの主訴に対しても病変部位がいくらでもありうるということである.例えば,「脱力」ひとつにしても,筋,神経筋接合部,末梢神経,神経根,前角細胞,脊髄,脳幹,大脳白質,大脳皮質のどこの部位の障害でもありうる.その病変部位を見つけ出す作業が神経診察である.この作業が好きならば,きっと神経内科を一生の仕事にできる.
神経内科が他科と比較して何がユニークかというと,1つの主訴に対しても病変部位がいくらでもありうるということである.例えば,「脱力」ひとつにしても,筋,神経筋接合部,末梢神経,神経根,前角細胞,脊髄,脳幹,大脳白質,大脳皮質のどこの部位の障害でもありうる.その病変部位を見つけ出す作業が神経診察である.この作業が好きならば,きっと神経内科を一生の仕事にできる.
参考文献
1)河合 真:意識清明な患者を診察するとき.medicina 46:216-219, 2009(意識障害のない患者の診察方法)
2)野寺裕之:意識障害のある患者での神経所見のとり方.medicina 46:220-222, 2009(意識障害のある患者の診察方法)
3)兼本浩祐:「これはなんだかおかしいな」整合性がない訴え.medicina 46:313-316, 2009(精神疾患に対する基本的な心得が記されている)
4)水野美邦(編):神経内科ハンドブック,第2版.医学書院,pp 1-58,1993(神経診察のバイブルの1つ)
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