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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻9号

2009年09月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのクリニカル・パール―診療のキーポイントと心にのこる症例 循環器

動脈硬化・高血圧のキーポイント

著者: 前村浩二1

所属機関: 1長崎大学医学部医学科疾患制御医学循環器内科

ページ範囲:P.1467 - P.1469

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動脈硬化

■頸動脈狭窄をみたら,虚血性心疾患を考えろ.逆もまた真なり

 動脈硬化性疾患は全身の血管病としてとらえ診療にあたる必要がある.1つの動脈硬化性疾患があったら高率に他部位の動脈硬化性疾患も合併している.そのため冠動脈,脳動脈,頸動脈,胸腹部動脈,腎動脈,下肢動脈のトータルな評価が必要である.特に動脈硬化性疾患の手術前には,冠動脈疾患や頸動脈狭窄の有無についてスクリーニングする必要がある.

参考文献

1)冨山博史,他:動脈硬化の機能診断保―内皮機能,PWV. medicina 44:1481-1484, 2007
2)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン,2007年版.協和企画,2008
3)Ridker PM, et al. Comparison of C-reactive protein and low-density lipoprotein cholesterol levels in the prediction of first cardiovascular events. N Engl J Med 347:1557-1565, 2002
4)桑島 巌:仮面高血圧・職場高血圧の診断と治療.medicina 44:60-62, 2007
5)日本高血圧学会(編):高血圧治療ガイドライン2009.ライフ・サイエンス出版,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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