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今月の主題 内科医のためのクリニカル・パール―診療のキーポイントと心にのこる症例 内分泌・代謝
糖尿病のキーポイント
著者: 山守育雄1
所属機関: 1名古屋第一赤十字病院内分泌内科
ページ範囲:P.1489 - P.1491
文献購入ページに移動■糖尿病初診患者には,必ず眼底検査を
2型糖尿病は発症様式が緩やかであり,正確な発症時期が不明確なこともままある.新たに診断された2型糖尿病患者の1割に網膜症を認めたとする報告もある.初期から中期にかけての網膜症は自覚症状がないので,初診時には眼科と連携して必ず眼底所見を確認するように心がけたい.
2型糖尿病は発症様式が緩やかであり,正確な発症時期が不明確なこともままある.新たに診断された2型糖尿病患者の1割に網膜症を認めたとする報告もある.初期から中期にかけての網膜症は自覚症状がないので,初診時には眼科と連携して必ず眼底所見を確認するように心がけたい.
参考文献
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2)中山幹浩:ビグアナイド(BG)薬とチアゾリジン(TZD)薬.medicina 45:1020-1025, 2008
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4)宮川高一:「糖尿病治療のエッセンス」について.medicina 45:1081-1084, 2008
5)Gaede P, et al:Multifactorial intervention and cardiovascular disease in patients with type 2 diabetes. N Engl J Med 348:383-393, 2003
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