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今月の主題 ズバリ! 見えてくる不整脈 不整脈診断 ここでつまずく
心房細動はいろいろ
著者: 藤木明1
所属機関: 1富山大学医学部第二内科
ページ範囲:P.51 - P.54
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★心房細動の発生要因には,急性の要因としては心膜炎など可逆的なもの,慢性の要因としては高血圧や心肥大がある.
★心房細動のトリガーには,肺静脈や上大静脈などからの異常自動能がある.
★心房細動の維持基盤は,不均一な不応期の短縮と間質線維化により生じるランダムリエントリーである.
★心房細動のリモデリングは,頻回興奮によるCa過負荷に対する適応であり,それ自体が細動をさらに維持する.
★心房細動のタイプには,トリガーが主体の発作性,維持基盤が主体の持続性心房細動がある.
★心房細動の発生要因には,急性の要因としては心膜炎など可逆的なもの,慢性の要因としては高血圧や心肥大がある.
★心房細動のトリガーには,肺静脈や上大静脈などからの異常自動能がある.
★心房細動の維持基盤は,不均一な不応期の短縮と間質線維化により生じるランダムリエントリーである.
★心房細動のリモデリングは,頻回興奮によるCa過負荷に対する適応であり,それ自体が細動をさらに維持する.
★心房細動のタイプには,トリガーが主体の発作性,維持基盤が主体の持続性心房細動がある.
参考文献
1)Wyse DG, Gersh BJ:Atrial fibrillation;A perspective thinking inside and outside the box. Circulation 109:3089-3095, 2004
2)Alex Y, et al:Neural mechanisms of paroxysmal atrial fibrillation and paroxysmal atrial tachycardia in ambulatory canines. Circulation 118;916-925, 2008
3)Nattel S, Burstein B, Dobrev D:Atrial remodeling and atrial fibrillation mechanisms and implications. Circ Arrhythmia Electrophysiol 1:62-73, 2008
4)Fujiki A, et al:Usefulness and safety of bepridil in converting persistent atrial fibrillation to sinus rhythm. Am J Cardiol 92:472-475, 2003
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