icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina47巻1号

2010年01月発行

文献概要

今月の主題 ズバリ! 見えてくる不整脈 非薬物治療はいつ考える?

カテーテルアブレーションに向いている心房細動とは

著者: 宮本康二1 土谷健1

所属機関: 1

ページ範囲:P.92 - P.96

文献購入ページに移動
ポイント

★心房細動に対するアブレーションは,肺静脈の電気的隔離術が基本である.

★有症候性で,薬剤無効な比較的若年者の発作性心房細動はアブレーションの良い適応となる.

★発作性だけでなく持続性心房細動もアブレーションの適応となりうる.

★心房細動のアブレーションは発展途上であり,施設間の成績の差が大きい.

★心房細動のアブレーションで重篤な合併症(心タンポナーデ,脳梗塞等)が生じうる.

参考文献

1)Haïssaguerre M, et al:Spontaneous initiation of atrial fibrillation by ectopic beats originating in the pulmonary veins. N Engl J Med 339:659-666, 1998
2)日本循環器病学会合同研究班報告:心房細動治療(薬物)ガイドライン(2008年改訂版)
3)Nademanee K, et al:Clinical outcomes of catheter substrate ablation for high-risk patients with atrial fibrillation. J Am Coll Cardiol 51:843-849, 2008
4)Hsu LF, et al:Catheter ablation for atrial fibrillation in congestive heart failure. 351:2373-2383, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?