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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻1号

2010年01月発行

今月の主題 ズバリ! 見えてくる不整脈

ほんとに不整脈?

心臓の病気ではありません

著者: 加藤武史1

所属機関: 1金沢大学附属病院循環器内科

ページ範囲:P.124 - P.128

文献概要

ポイント

★脈が速い(遅い)=心疾患とは限らない.

★不整脈と洞性頻脈の鑑別には,心電図所見のみならず心拍数,発症様式,症状,そして経過を観察することが助けとなる.

★安静時に洞性頻脈があれば,それは患者の全身状態不良を示唆しているかもしれないので,原因検索に努めるべきである.

★抗血小板薬(シロスタゾール)や抗うつ薬などの薬剤が頻脈を誘発することもしばしばあるので忘れないようにしたい.

参考文献

1)村川裕二,岩崎雄樹,加藤武史:循環器病態学ファイル―循環器診療のセンスを身につける,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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