文献詳細
文献概要
連載 手を見て気づく内科疾患・13
カロチン血症,あれ黄疸?
著者: 松村正巳1
所属機関: 1金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科
ページ範囲:P.3 - P.3
文献購入ページに移動患 者:50歳,女性
病 歴:10年前から慢性糸球体腎炎で外来通院中である.冬のある日の診察時のこと「先生,1週間前から手の色が気になるんです」.
身体所見:手の指,手掌を中心に黄染を認める(図1,2).眼球結膜に黄染は認めない.
「柑橘類はお好きですか?」とお聴きすると,「大好物です」とのお答え.「ここしばらくみかんを毎日7個食べていました」とのこと.みかんの旬の時期が過ぎたら黄染は自然にとれた.
病 歴:10年前から慢性糸球体腎炎で外来通院中である.冬のある日の診察時のこと「先生,1週間前から手の色が気になるんです」.
身体所見:手の指,手掌を中心に黄染を認める(図1,2).眼球結膜に黄染は認めない.
「柑橘類はお好きですか?」とお聴きすると,「大好物です」とのお答え.「ここしばらくみかんを毎日7個食べていました」とのこと.みかんの旬の時期が過ぎたら黄染は自然にとれた.
参考文献
1)Bickley LS, Szilagyi PG:第5章 皮膚,毛,爪.ベイツ診察法,p 133, メディカル・サイエンス・インターナショナル,2008
掲載誌情報