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文献概要
今月の主題 Helicobacter pylori―関連疾患と除菌療法のインパクト H. pyloriの検査法
感染診断
著者: 伊藤慎芳1
所属機関: 1四谷メディカルキューブ消化器内科
ページ範囲:P.1726 - P.1729
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★H. pyloriの感染診断には抗体や抗原,ウレアーゼを利用する方法,鏡検,培養など多くの方法がある.
★抗体法は血清または尿で可能で,安価で簡便で比較的正確だが,判定困難な場合もある.
★尿素呼気試験と便抗原法は除菌判定を含め繁用されており,比較的正確である.
★胃生検検体による感染診断はサンプル採取部位に左右されることに注意が必要である.
★検査の偽陽性や偽陰性について理解し,必要な場合,複数の検査から判断する.
★H. pyloriの感染診断には抗体や抗原,ウレアーゼを利用する方法,鏡検,培養など多くの方法がある.
★抗体法は血清または尿で可能で,安価で簡便で比較的正確だが,判定困難な場合もある.
★尿素呼気試験と便抗原法は除菌判定を含め繁用されており,比較的正確である.
★胃生検検体による感染診断はサンプル採取部位に左右されることに注意が必要である.
★検査の偽陽性や偽陰性について理解し,必要な場合,複数の検査から判断する.
参考文献
1)日本ヘリコバクター学会ガイドライン作成委員会:日本ヘリコバクター学会ガイドライン2009. Helicobacter Research 12:386-460, 2009
2)胃潰瘍診療ガイドラインと適応と評価に関する研究班:EBMに基づく胃潰瘍診療のガイドライン第2版,p 30,じほう,2007
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