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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻10号

2010年10月発行

文献概要

今月の主題 Helicobacter pylori―関連疾患と除菌療法のインパクト H. pyloriの除菌療法

三次除菌の展望

著者: 徳永健吾1 田中昭文1 高橋信一1

所属機関: 1杏林大学医学部第三内科

ページ範囲:P.1741 - P.1743

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ポイント

★三次除菌療法は保険適用外であり,確立されたレジメンもない.

★プロトンポンプ阻害薬+アモキシシリン+ニューキノロン系抗菌薬が三次除菌療法の有力な候補である.

★ニューキノロンでは,レボフロキサシンとシタフロキサシンが注目され報告されている.

★高用量プロトンポンプ阻害薬+アモキシシリンの2週間療法も三次除菌療法の候補である.

参考文献

1)日本ヘリコバクター学会:H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2009改訂版.Jpn J of Helicobacter Res 10(supple):1-25, 2009
2)古田隆久:一次,二次除菌治療に失敗したら? 三次除菌治療の試み.日本医事新報社,榊信廣(編).ピロリ除菌治療A to Z, pp 52-59, 2010
3)Gisbert JP, et al:Systematic review and meta-analysis:levofloxacin-based rescue regimens after treatment failure. Aliment Pharmacol Ther 23:35-44, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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