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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻10号

2010年10月発行

文献概要

今月の主題 Helicobacter pylori―関連疾患と除菌療法のインパクト 学会ガイドライン2009をめぐって

Helicobacter pylori感染の診断と治療のガイドライン2009の意味するもの

著者: 棚橋仁1 村上和成1 藤岡利生1

所属機関: 1大分大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.1788 - P.1791

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ポイント

★2009年の学会ガイドラインではH. pylori感染者すべてが原則除菌対象となった.

★胃・十二指腸潰瘍は従来どおり,除菌療法が第一選択とされた.

★萎縮性胃炎には,胃癌の発症予防のため除菌が強く勧められると明記された.

★早期胃癌の内視鏡的治療後には再発予防のため,除菌が強く勧められると明記された

参考文献

1)日本ヘリコバクター学会ガイドライン作成委員会:H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2003年改訂版.日本ヘリコバクター会誌 4(Suppl):2-16, 2003
2)Fukase K, Kato M, Kikuchi S, et al. Effect of eradication of Helicobacter pylori on incidence of metachronous gastric carcinoma after endoscopic resection of early gastric cancer:an open-label, randomized control trial. Lancet 372:392-397, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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