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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 一般検査 尿検査
尿定性検査(尿試験紙検査)
著者: 菊池春人1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.24 - P.26
文献購入ページに移動 尿定性検査は,試験紙を尿に浸して読み取るという「ディップ・アンド・リード」の形で簡便に実施できることで広く普及してきた.したがって,本稿では尿定性検査を試験紙での検査に限って述べていく.
一方,試験紙で実施できる尿検査といってもかなり多くの項目があり,現在よく行われていると考えられる9項目について記す.項目数が多く,その意義もさまざまであるために,ほかの項目のフォーマットに対応させてまとめられる部分を表1とし,本文では総論的な事項あるいは補足的な事項について記載することにする.
なお,表1に測定原理を加えたのは,試験紙検査の結果に関連することが多く,結果の解釈の際に原理を理解しておくとよいものが多いためである.
一方,試験紙で実施できる尿検査といってもかなり多くの項目があり,現在よく行われていると考えられる9項目について記す.項目数が多く,その意義もさまざまであるために,ほかの項目のフォーマットに対応させてまとめられる部分を表1とし,本文では総論的な事項あるいは補足的な事項について記載することにする.
なお,表1に測定原理を加えたのは,試験紙検査の結果に関連することが多く,結果の解釈の際に原理を理解しておくとよいものが多いためである.
参考文献
1)菊池春人:尿一般検査,日本薬学会(編):知っておきたい臨床検査値,pp 46-52,東京化学同人,2007
2)伊藤機一,高橋勝幸(監修):一般検査ポケットマニュアル,付録1尿定性検査に影響を及ぼす薬剤一覧,pp 225-229,羊土社,2009
3)菊池春人:尿糖,尿ケトン体.日臨67(増):101-104, 2009
4)菊池春人:尿pH.日臨67(増):110-112, 2009
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